[台北観光]台湾大学のキャンパスは「カフェ・公園・博物館・運動場」全てを兼ね揃えた素晴らしい施設だよ!!

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台湾大学総合図書館と台北101
台湾大学総合図書館と台北101

はいどうも、台北で散歩する人です、こんにちは。

 

「台北って観光する場所は九份と故宮と夜市くらいしかなくね?」って思っていませんか?

いやいや、実は隠れた観光名所があるんですよ。

 

「1日遊べて、入場無料で、めちゃくちゃ楽しい!」

それが、何を隠そう台湾トップの高等教育機関、国立台湾大学です。

 

今回はめちゃくちゃ大量の写真で国立台湾大学の魅力をお伝えいたします!

台湾大学のキャンパスが「カフェ・公園・博物館・歴史建築・運動場」の機能を兼ね揃えてて最高

臺灣舊照片資料庫より拝借

国立台湾大学は昭和三年(1928年)創立「台北帝国大学」を前身にした、台湾のトップ大学です。

今の総統蔡英文もその前の総統馬英九も、その前の陳水扁も、その前の李登輝みんな台湾大学出身です。

 

で、台湾大学の場所はMRT公館出てすぐ

なので非常に便利な場所に位置しています。

 

さて、そんな大学に一般外国人旅行者も入れるのでしょうか?

答えは、全然余裕で入れます、です。

 

校内は非常に広く、池とかもあり市民に開放されています。

なので、ふつうに一般市民が犬の散歩とかしています。

国立台湾大学正門

では、まずは正門から入ってみましょう。

 

ちなみにこの門はもう100年くらいの歴史があるんですよ。

椰子の木ロード

門を抜けると台湾大学名物の椰子の木ロードがあります。

 

ここでキャンパスの広さに度肝を抜かれるわけです。

実は台北の市街地にこんな場所があるんですよ!

 

ちなみにこの椰子の木、遺伝子操作で実のならないヤシです。

当時「南国っぽい雰囲気を出すために」植えられたって誰か言っていました。

↑信じるか信じないかはあなた次第

校史館(旧総合図書館)

正門から入り、椰子の木ロードいちばん手前にあるのが校史館です。

 

当初は総合図書館として建設されました。

 

今は台湾大学の歴史を紹介する展示館になっています。

建物は、まず2Fに行く導線になっています。

 

階段横の古い写真が、おしゃれでいい感じです。

階段の踊り場から。

 

手すりがめちゃくちゃおしゃれ!

そしてこちらが校史館の中身!

 

さすが元図書館です。広い!

窓枠がかっこいい!!

 

すげえ!

今はもう図書館ではないですが、それっぽい雰囲気を出すためか机と椅子がありました。

うーん、広い!!

大日本帝国「台北帝国大学」時代の学生証が展示されていました。

中庭を除く窓。

この展示館の横に、台湾大学グッズの売店がありました。

 

ちょっと中をのぞいてみると、台湾大学の鉛筆とか売っていました。

台湾大学の鉛筆なんか使っていたら、学問の運がよくなりそう!

 

他にも色々とありましたが、僕の目を引いたのがこちら。

台湾の形した黄金の石鹸!

 

台湾土産に流行りそう!

文学院校舎

次にやって着たのが、校史館のすぐ横にある文学院(文学部)の校舎です。

 

こちらは当時から文学部だったらしいです。

中にも入ってみました。

文学院の校舎内部も、旧図書館に負けず劣らずおしゃれです。

勝手な印象ですが、大正って感じ!

そしてこちらが文学院の中庭。

冬休みなこともあって、人が少なく、静謐な雰囲気でした。

 

こんな感じだったら、一日中小説でも読んでいられそう!

行政大楼

次にやってきたのが椰子の木ロードを挟んで文学院の向かいにある行政大楼

 

こちらも日本時代からの建物で、ギリシャっぽい柱がいい感じです。

中華民国になると木材がことごとく緑に塗られるんだよなぁ。

 

まいいや、ここは台湾大学の事務所みたいな機能が入っています。

中庭もいい感じの雰囲気です。

赤煉瓦に緑の窓枠。

ワッフル屋(小木屋鬆餅)

行政大楼を抜けると台湾大学名物のワッフル屋があります。

 

ここはいつ通っても行列しているほどの人気店です。

メニューは甘いものもあれば、サンドイッチのような具もあります。

 

マジで名物だと某首席修了生が教えてくれたので、買ってみました。

鶏肉サンドイッチワッフル!

 

で、これがめちゃくちゃ美味しいのよ!!

 

こりゃ行列になるわ!!

ふわふわの程よく甘いワッフルに挟まれた柔らかジューシー鶏モモと、パリパリレタスにマスタード。

食べたことない方は是非!これだけでも台湾大学に来る価値がありそう!

 

もちろん大学生じゃなくても買えますよ!

台大紀念品椰林小舗(グッズ屋)

ワッフル屋を奥に行くと台大紀念品椰林小舗という台湾大学グッズ屋があります。

台湾大学は略してNTU(National Taiwan University)です。

 

街中では「これでもか!」とアピールしたNTUのTシャツ・パーカーを着ている人がいます。

あれ結構イカしてて羨ましかったんだけど、普通にここで買えます。

 

軽い学歴詐称できそう!

ちなみにこの建物、日本時代は守衛室だったんだって。

例に漏れず緑に塗られてます。

床屋

グッズ小屋とワッフル屋の間に床屋があります。

 

昔は共同の教室だったそう。

髪洗ってもらいましたw

で、この建物も日本時代から建てられたもの。

日本式で且つ「アーケード」がある建物って珍しいんだって。

片倉さんの本に書いてあった。

磯永吉の作業小屋

さてさて、次にやって着たのは磯永吉の作業小屋。

磯永吉って人がここで米の研究をしていました。

 

そしてできたのが「蓬莱米」です。

台湾の米はここから美味しくなったわけです。

 

で、僕らでもこの恩恵は預かっているわけ。

何かわかります?

それは台湾ビールです。

原料に蓬莱米が使われているんですよ、実は。

中、もちろん見学できます。

当時の机とか作業室って感じ。

木造!

農場カフェ

磯永吉小屋のそばにカフェがあります。

なかもまあおしゃれ。

農学部の実験畑が見渡せます。

これまた名物の台湾大学牛乳

 

ホットで一杯50元。

美味しかったです!

 

1日数量限定でボトルでも買うことができます。

牛乳以外に、普通にお茶できます。

そのほかのお土産。

台湾大学農場の製品とか売っていました。

これまた新しいお土産になりそう。

総合図書館

そしてとうとうやってまいりました!

台湾大学のど真ん中にある総合図書館

 

正面は旧図書館の意匠を模しているそう。

 

卒業式の時にはみんなこの図書館前広場で写真を撮るんですよね!

で、この図書館、解放されているので身分証明証持参で中に入ることができます。

 

外国人でもパスポートや居留証があればOK。

地下1Fから地上5Fまであります。

 

中でも地上5Fの特蔵資料のフロアはすごいんですよ。

400年以上前の「伊勢物語」とか飾ってあったりします。

 

他にも、手に取れる資料ではこんなの見つけました。

日本時代の原住民セデック語集

 

中見てみましょう。

「人はできるだけ働かねばならぬ、これほど難しい仕事はおそらく有るまい」

「汚いものは家の内に入れるな、家の外へ出せ」

 

例文のセンスw

 

発行されたのは・・・

すげー!昭和7年に発行されたものでした!!

 

で、もう一つ見つけたのが大正時代の台湾地図

めちゃくちゃでかいの!!結構ボロボロだし!!

 

これ普通に見ていいの!?(見た)

 

とにかくすっげえ。まじで特蔵。

こんなところに普通に入れちゃう!

台湾大学の図書館、まじで、好奇心が溢れ出て来るから、いくらでも居られる。。

酔月湖

そんで、台湾大学の池といえばこちらの酔月湖。

白鳥とかいるらしいです。

 

先ほどの某首席修了生の人が言ってました。

 

嘘か本当かはしりません。目の保養にいいわー。

癒されるわ〜。

語文大楼

奥の方にあるのが、台湾大学で中国語を勉強するときに来る語文中心

懐かしい人も多いはず。

 

別に何が有るわけじゃないんですけど、僕もここで中国語の基礎を学んだんで思い入れがあるんですよね。

つーかもう10年も前か…(遠い目)

台湾大学総合体育館

台湾大学の体育館。

一般的な運動場としての利用以外にも、コンサートやらコスプレ撮影会やらでよく使われます。

陳文成事件紀念広場

こりゃとんでもなく恐ろしい事件なんですけど、戒厳令時代に蒋介石の息子である蒋経国の悪口言ったら、暗殺されて、屍体をここに放置された陳文成さんの紀念広場。

今となっては昔の話ですが、台湾も昔は偉い人に楯突いたらぶっ殺される時代があったんですよね。

総合図書館の手前にあります。

平和が一番。

「カフェ・公園・博物館・歴史建築・運動場」の機能を兼ね揃えてて最高な台湾大学のキャンパス、まとめ

ということで、大量の写真とともに台湾大学の主要な見所をお伝えしてまいりました。

この他にも運動場では地元のおじさんおばさんがひたすら走り回っていたり、生協のカフェでひたすら駄弁り続けている絶対に大学生ではないだろうと見られるお姉さんたちがいたり、非常に解放的なキャンパスなっています。

台北は「一回行ったらもう行かなくていいや」と判断されてしまいがちな場所も多いので、台北観光のネタが尽きたら台湾大学のキャンパスにも訪問してみてください。

なかなか興味深いところが多いし、楽しいので、マジで1日があっという間にすぎちゃいますよ。

 

 

 

ではまた!

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