「台湾は温泉あって良いよね〜」と言われて思うこと

公開日:2020年12月6日
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「台湾に住んでます」というと「食べ物おいしくていいよね〜」「親日国でいいよね〜」「物価安くていいよね〜」と言われることが多いです。

住んでみると、それぞれ「いやいや、そんなうまくいかないんだわ」と思うところがあるのですが、最も、一番、すごく「は? 素人は黙っとれ、クソが」(誇張してます)と思うのが「台湾って温泉あっていいよね〜」なんです。

 

そりゃあね、北投とかは有名ですし、加賀屋もありますし、北投石の発見地はまさに北投ですけど、台湾が日本国だったころとは違うんですわ。

僕だって当時「台湾四大温泉」と呼ばれてたところは全部行きましたよ。なにせ温泉好きですから、こう見えて。

 

一番ひどいなぁと思ったのが先の台湾四大温泉の四重渓ですわ。

高松宮親王が行ったとか行かなかったとか。僕も行きましたけど、まあ、ひどいもんでしたよ。

どうひどいって?湯の花かなと思ってた湯に漂ってる得体の知らないものが全部、人の垢だと気づいてしまった時だよね。

四重渓以外にもこの程度のレベルの低い温泉、台湾にはゴロゴロありますよ。

 

そもそも台湾の温泉に実際に行ったことがある人で「いやぁここは本当に素晴らしかった」って思ったことある人います?

あんまいないんじゃない?だって、温泉、掃除すらしないでしょ?身を清めるところじゃないのよ。なんとなく「温まりに行く」ところなのよ、台湾の温泉って。その証左に、彼ら、夏に温泉行かないでしょ?

 

中にはイケてる温泉ありますけど、そのほとんどが「まあ、外国なりに頑張ってるよね」程度の評価なんじゃないでしょうか。

 

元を正すと、日本人の「温泉」っつー概念、考え方が特殊すぎてみんなを不幸にしてると思うんですよね、僕は。

 

 

だって「温泉」って「風呂」の上位概念じゃないですか?

 

 

普段「風呂」に入っている僕らが、日常とは違う、日常より良いものとして「温泉」を認識してる。

 

ところが、台湾にある温泉はただの温い泉、読んで字の如く「ホットなスプリング」なわけ。そもそも台湾人(中華民国人)に風呂入る習慣がないじゃん。シャワーじゃん。

台湾の温泉いっても温水プール的な使い方されてるところがほとんど。ゆっくりして、疲れを癒して、ストレス解消して、身を清めるなんて考えないでしょ。みんなやたら喧しいし、ほぼ必ず滝に打たれてる人いるじゃん。(あとなぜか腹筋鍛えてる人)

 

でも僕らは温泉に「清潔、静寂、静謐」を求めがち。なぜなら温泉は風呂の上位概念だから。

 

だから、台湾にホットスプリングはあっても「温泉」はないんですよ。いや、こう言っては怒られそうだから言い換えるけど、「日本人の温泉感は特殊すぎ」てんだよね。

 

そんな特殊な環境、外国にあるわけないじゃん。

 

だからね、ないんだよ、台湾に「温泉」は。

 

これは「台湾の温泉はしょぼい」っつー話じゃなくて、単純に求める「温泉性」が違うよねって話ね。

だから逆に台湾人が日本で「温泉」に来ると「えっ、みんな裸なの?土人なの?」「えっ、シャンプーとかあるのなんで?風呂なの?」と思ってるかもしれない。

 

 

それに日本人だって、必ずしもみんながみんな温泉が好きなわけじゃない、「大浴場」的なものになんとなく憧憬抱いてるだけだと思う。だから、掛け流しか加温加水か、循環か、気にしてる人あんまいないでしょ、気にしてるのは「温泉かそうでないか」だけの人ばっかじゃん。

 

個人的には「気持ちよけりゃなんでも良い」んだけだけどさ。日本で温泉入るたび(それが加水だろうが加温だろうが循環だろうが)、基本的には「清潔、静寂、静謐」だから「あー温泉きたなー、いいなー」って思う。

 

 

蛇足的に個人的なエピソードのっけると、北投で北投に親しい友人と待ち合わせした時、時間が余ったので近くの評判のいい温泉行ったのよ。で、その友人と合流して「さっきまであの温泉行ってたよ」というと「あそこダメでしょ」って言ってきたの、評判いいのに。

いわく「脱衣所とかべちゃべちゃじゃん」だって。僕も全く同じ感想だったから嬉しくなっちゃった。温水プールと変わらないんだわ。彼が僕と同じ考えでほんと嬉しい。

ついでにいうと「評判」に安易に便乗してるブロガーマジで唾棄。

  

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