[台湾経済]台湾の半導体関連企業の時価総額と売上・利益、事業内容の一覧

公開日:2020年2月13日
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台湾といえば台北101
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はいどうも、今日は台湾の経済を調べている人です、こんにちは。

台湾って半導体関連企業が多いって聞くじゃないですか。

でも具体的な企業名ってあまり出てこないですよね。

 

そこで、台湾の半導体関連企業を調べて、まとめました

今回は台湾での時価総額ランキングトップ10と、上位企業の概要について紹介しています。

そして最後には日本企業との比較も。

 

「大きい会社なのに知らなかった」とか「あの会社って台湾企業だったんだ」とか、発見があるかも!?




台湾の半導体関連企業の時価総額と売上・利益

さっそく台湾の半導体関連企業を紹介します。

 

2020年2月上旬時点での時価総額ランキングに、売上と利益を加えました。

 

日本語名称中国語名称時価総額
(億元)
売上
(億元)
税引後純利益
(億元)
TSMC台湾積体電路製造85,95910,3153,511
メディアテック聯發科技6,2002,381208
ASE日月光投資控股3,2943,711253
ナンヤ・テクノロジー南亜科技2,599847394
UMC聯華電子1,9581,51370.7
グローバルウェーハズ環球晶円1,850591136
ノバテック聯詠科技1,31754863.9
ウイン・セミコンダクターズ穏懋半導体1,28117331.2
VIS世界先進積体電路1,26228961.7
リアルテック瑞昱半導体1,26045843.5

※日本語名:日本法人名を参考に僕が適当に命名

※時価総額は2020年2月上旬。売上・利益は2018年度。

出所:「GoodInfo

上記の数字は台湾ドルなので、日本円に換算するときは3.6とか4とかを掛けてください。

例えば首位TSMCの時価総額85,959億元は日本円で約30812億円(31兆円)の規模です。

ちなみに日本企業トップのトヨタ自動車は同時期に25兆円程度でした。

 

改めてこのランキングを見てみると、台湾全体での時価総額でもトップのTSMCが圧倒的首位に君臨

 

2位からTSMCの10分の1以下の規模で半導体設計のメディアテック半導体製造後工程受託のASEが続きます。

さらにDRAMメーカーのナンヤ・テクノロジー半導体製造代行のUMCというトップファイブの顔ぶれでした。

 

馴染みがあるところでは通信系ICのリアルテックが10位にいます。

ちなみにUSBメモリなどで日本でも知名度が高いトランセンド33位時価総額341億元でした。

台湾の大手半導体関連企業の概要

次に、上位企業の概要をまとめました。

TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)の概要

名称:TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)(正式名称:台湾積体電路製造)

設立年:1987年

社員数:48000人(2018年末)

本社所在地:新竹

事業内容:半導体ファウンドリ

半導体ファウンドリというのは、設計された半導体を実際に製造するメーカー。

TMSCの場合は他社が設計した半導体を、委託を受けてメーカーに代わり製造代行しています。

現在の半導体は物理的に微細すぎるので、製造するためにそれなりの技術と設備が必要になってきています。しかし、それなりの技術と設備は日進月歩なので、半導体メーカーにとって自社で備えるには負担があまりに大きすぎます。

そのため多くの半導体メーカーがTSMCのような会社に製造を外注することになっています。その外注先の世界最大の会社がこのTSMC

ホームページ:https://www.tsmc.com/

メディアテックの概要

名称:メディアテック(正式名称:聯發科技)

設立年:1997年

社員数:11,170人(2018年末)

本社所在地:新竹

事業内容:ファブレスIC設計

最近ではSoCメーカーとして有名ですね。

SoCとはCPUと周辺ICを合わせてひとまとめにしたチップのこと。スマホに使われていることで一部スマホ好き界隈では多く知られています。

スマホのSoCといえばAppleは独自のSoCを使用していますが、androidのハイエンドモデルアメリカQualcommSnapdragonが多用されています。

その一方、普及価格帯のスマホにはメディアテックのSoCが搭載されていることが多です。

ホームページ:www.mediatek.com

ASEの概要

名称:ASE(正式名称:日月光投資控股)

設立年:1984年

社員数:68000人(2017年末)

本社所在地:高雄

事業内容:半導体後工程OSAT

半導体は製造が複雑すぎるので「製造だけを外部企業に委託することが多い」ということは既に説明しました。

ただ、それでもやはり複雑なので「製造の一部」を外注するということも行われています。

半導体製造のプロセスは大雑把に「設計」→「前工程」→「後工程」と分けられます。

このASE後工程OSAT部分(パッケージングからテストまで)を請け負う企業です。

ホームページ:www.aseglobal.com

ナンヤ・テクノロジーの概要

名称:ナンヤ・テクノロジー(正式名称:南亜科技)

設立年:1995年

社員数:3300人

本社所在地:新北市泰山

事業内容:DRAMの設計・製造

DRAMとは記録半導体

パソコンはもちろんスマホにも利用されているので馴染み深いですね。スマホのスペック表などで「RAM○GB」という表示がありますが、まさにここの部分です。

日本の沖電気との合弁企業としてスタートしたらしいです。

ホームページ:www.nanya.com

UMCの概要

名称:UMC(正式名称:聯華電子)

設立年:1980年

社員数:19000人

本社所在地:新竹

事業内容:半導体ファウンドリ

TSMCと同じ事業内容です。TSMCは台湾どころか世界でダントツトップの半導体ファウンドリで、UMCは世界2番手集団です。2番手集団というのはUMCのほか、アメリカのグローバルファウンドリーズだったり、韓国のサムスン。

TSMCとUMCが同じ国の同じ事業でどう違うの?という興味がある方は、相互比較した記事と論文をどうぞ。

→組み込み情報サイトテックビレッジ「TSMCはなぜ強いのか

→岸本千佳司さんの論文「半導体ファウンドリ・ビジネスにおける業績格差と成功要因

ホームページ:www.umc.com

台湾の企業と日本の企業との比較

さて次に日本企業と比較をしてみました。

マイナビニュースに「日本半導体企業ランキングトップ10」がありましたので拝借します。

こちらは売上高でランク付けしているようです。

 

首位は東芝メモリで年度の売上が10,588百万ドル(≒1.2兆円)のようです。

台湾首位TSMCが10,315億元(≒3.7兆円)なのでトップ同士で3倍の開き

※売上高で比較するのは短絡的

 

日本2位ルネサスエレクトロニクスが6,707百万ドル(≒7,400億円)なので、

台湾2位メディアテック2,381億元(≒8,600億円)より二割少ないくらい。

 

マクロな視点ですが、半導体企業ではもう日本は台湾に太刀打ちできないのかも。

台湾の経済情報おまけ

知られていない台湾大手企業って意外とあるので、よろしければこんなのもどうぞ。

[2019年最新]台湾企業の時価総額ランキング〜純利益と売上高まとめ

  

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