[2022年]台湾のFAPCメーカー売上高ランキング〜純利益と時価総額まとめ
昨年に続いて台湾の工業用パソコン(industrial PC, IPC)について調べました。
今年は売上高ランキングにしました。現時点での時価総額・純利益とともにまとめました。
この内容をご覧いただくと、台湾の工業用PCメーカーが一通り理解できるようになります。
目次
台湾の工業用パソコンメーカーの売上高ランキングベスト10
さて、いきなりですが、台湾の工業用パソコンメーカーの売上高ランキング一覧をまとめました。
順位 | 名称 | 名称 | 名称 | 売上 (億元) | 純利益 (億元) | 時価総額 (億元) |
(日) | (中) | (英) | 2021年度 | 2021年度 | 2022年5月 | |
1 | アドバンテック | 研華科技 | Advantech | 586 | 82 | 2,861 |
2 | ディーエフアイ | 友通資訊 | DFI | 132 | 6 | 70 |
3 | エーディーリンク | 凌華科技 | ADLINK | 96 | 1 | 124 |
4 | ネクスコム | 新漢 | NEXCOM | 67 | 1 | 32 |
5 | エーオン | 研揚科技 | AAEON | 63 | 4 | 130 |
6 | アイイーアイ | 威強電 | IEI | 62 | 8 | 78 |
7 | アイベース | 廣積科技 | iBASE | 57 | 3 | 84 |
8 | アクショムテック | 艾訊 | Axiomtek | 50 | 3 | 53 |
9 | エーバリュー | 安勤科技 | Avalue | 49 | 2 | 43 |
10 | アーバー | 磐儀科技 | arbor | 15 | 0 | 20 |
TWSE銘柄の情報はTradingviewより
TPEx銘柄の情報はMarketWatchより
銘柄選定は僕の独断です
日本語名も僕の勝手命名です
台湾の工業用パソコンメーカー売上トップはダントツでアドバンテック(研華科技・Advantech)でした。
売上高は約586億元なので、日本円だと約2500億円です。
したがって以下の日本企業と同じくらいの規模といえます。
ulletより
台湾の工業用パソコンメーカーの情報
次に、各社の概要をまとめました。
Advantech(アドバンテック)の概要
工業用パソコン業界の雄、台湾が世界に誇るアドバンテック社。
2019年に日本の大手電子機器製造オムロン社の子会社を買収。日本でも製造する機能を持ちました。
DFI(ディーエフアイ)の概要
筆頭株主は佳世達(Qisda)45%
ADLINK(エーディーリンク)の概要
筆頭株主は液晶パネル大手の友達(AUO)19.45%
AAEON(エーオン)の概要
筆頭株主は華碩(ASUS)29.7%
廣積(ibase)の筆頭株主約30%
IEI(アイイーアイ)の概要
独立系
併せて読んでほしい
ちなみに本文の株主データは富邦証券のページが非常にわかりやすいので参照しました。
また、台湾の企業情報は経済部が公開しているので、こちらも参考にしました。
ではまた!