[台北観光]台北駅近くのおすすめ観光場所5選とおまけ〜すべて台北駅から徒歩圏内
はいどうも、台湾で観光する人です、こんにちは。
ご存知の通り台北駅近辺は100年以上前から台湾の中心です。
なので色々と見所があるのですが、有名なのに意外と知られていない場所も多いです。
全部台北駅から徒歩圏内でまとめてみました!
目次
台北駅近く、徒歩圏内のおすすめ観光場所
国立台湾博物館
台北駅前の100年 pic.twitter.com/fVW0YH8wr6
— 台湾の牛肉麺好き (@glade_c_sh) January 25, 2020
まずは国立台湾博物館から。
台北駅前三越の横の路地から撮った写真が、100年前の写真とドンピシャでした。
この奥に見えているのが今の国立台湾博物館です。
日本統治時代に建てられた「児玉総督後藤民政長官記念館」が前身です。
入り口のところまで近づくとまるで日本の博物館のような出で立ち。
建物まで近づいてみましょう。
なかなかに荘厳です。
神殿みたい!
中に入ってみました。
さすがの荘厳さ。
神殿みたい!!
1Fは季節によって展示物が変わります。
階段がまた「明治!」って雰囲気でイケています。
上の階には第4代台湾総督の児玉源太郎の銅像もあります。
これは戦後中国人がやってきたときにぶっ壊せと指示されたらしいですが、台湾人がこっそり隠してくれてたんですって。
ありがたや〜。
横には後藤新平の像も。
最上階には原住民の展示もあります。
今回訪れたときは2階が改装中だったので、実はあまり大した展示はありませんでした。
が、建物それ自体がイケているので、訪れる価値はあります。
・国立台湾博物館
ポイント:建物がオシャ。
入場料:30元
住所:台北市中正區襄陽路2號
HP:国立台湾博物館
国立台湾博物館(勧業銀行旧廈)
国立台湾博物館の目の前にあるのが旧勧業銀行です。
1933年に日本勧業銀行の台北支店として建てられました。
今は先ほどの国立台湾博物館の管理で、台湾土地銀行の展示館となっています。
では中に入ってみましょう〜
博物館だけに恐竜の展示とかがありました。
その他、中華民国に接収された後、日本勧業銀行が台湾土地銀行になった変遷などの展示があります。
さらに、最上階はこの建物の歴史が展示されています。
台湾で一番初めに冷房施設が導入されたのはここなんだとか。
荏原製作所製なんだって。
で、この勧業銀行跡地で個人的に一番面白かったのが「金庫」でした。
この「ウォークイン金庫」、実際に中に入れるんですよ!
中はもちろん展示物。
写真じゃ伝わりきらないのが口惜しいですが、この旧金庫の雰囲気、すごく、すごいです。
しかも、金庫にしてはとても広い!
なんと二階建て。
それでいて展示物もなかなか興味深いです。
特に日本人には興味深い内容だと思います。
こういう当日の写真も展示されています。
めちゃくちゃいいです。
ただし、平日の昼に行くと社会科見学の坊やたちが元気よく走り回っているので気をつけましょう。
・国立台湾博物館(勧業銀行旧廈)
ポイント:金庫内が非常に面白い。建物の外観がイケてる。
入場料:30元(国立台湾博物館と同時入場すれば無料)
住所:台北市中正區襄陽路25號
HP:国立台湾博物館
ちなみに、この横、当時の三井物産社屋です。
今は中の公開はされていませんが、政府が土地を持っているそうなので、そのうちリノベされそう。
二二八和平公園
国立台湾博物館のすぐ裏手にあるのが二二八和平記念公園です。
台北駅と台湾総統府の一等地に位置する巨大な公園です。
まるで日比谷公園のよう。
チャイニーなものもあれば、
ジャパニーなものもあります。
公園なので、観光疲れを癒すためにまったり休憩できる貴重な場所です。
ちょっとコアな方は公園内にある二二八記念館もおすすめです。
・二二八和平記念公園
ポイント:広くてまったりできる台北駅前公園
入場料:無料
住所:台北市凱達格蘭大道3號
国立台湾大学付属病院
二二八和平記念公園のすぐ横にあるのが台湾大学付属病院です。
MRTの「台大医院」駅の台大医院です。
観光地ではなく、普通の病院ですが、これも日本統治時代の建物なので郷愁をそそります。
中に入ってみました。
こんな感じで、これまた大正感がすごい。
廊下も大河ドラマとか朝の連続テレビ小説に出てきそうな雰囲気。
ただ、この時期はみだりに病院に出入りするもんじゃないです。
・国立台湾大学付属病院
ポイント:建物の外観、内観ともにイケてる。現役の病院。
入場料:無料
住所:台北市中正區常德街1號
HP:台大医院
中華民国総統府
二二八和平記念公園の奥にある台湾総統府。
これも日本統治時代の台湾総督府を流用しています。
台湾旅行にきたことがある人は車とかでちょろっとみて終わりなことがほとんどだと思いますが、意外とじっくり眺めてもいいもんです。
実は台北駅(や西門駅)から歩いて行けるので、ちょろっと寄り道しても良いかも。
平日の午前中だったらパスポートで中に入って見学することができます。
・台湾総統府
ポイント:外観がイケてる。テレビによく出てくる。
入場料:無料
住所:台北市中正區重慶南路一段122號
HP:台湾総統府
台北駅付近のパッと見る観光場所
その他、台北駅付近にあるパッと見られる観光スポットをご紹介します。
北門
北門、イカしてる pic.twitter.com/hNUoGjs2nu
— 台湾の牛肉麺好き (@glade_c_sh) January 24, 2020
まずは、桃園空港MRTの出口そばにある北門(承恩門)です。
これは清朝時代から唯一現存する門です。
中に入れたりはしませんが、いい感じの風貌です。
最近整備されて、いろんな人が写真撮りにくるようになりました。
高架の下にあった時は見向きもされてなかったのに、人間って現金なもんです。
北門郵便局
北門のすぐ前にあるのが北門郵便局です。
古今を通じて郵便局ですが、日本統治時代の建物なのでそれなりに特別な感情が湧きます。
中には一応郵便博物館的な展示があります。興味がある方はどうぞ。
国立台湾博物館鉄道部
北門の北門郵便局の反対側にあるのが台湾博物館の鉄道部です。
こちらも日本統治時代の建物で、戦前の鉄道部の施設の一部が残っています。
一応見学はできますが、予約制で月に数回しか機会がありません。
しかもすぐ埋まっちゃうので、観光でくる時は外観を見ることくらいしかできないかも。
三井物産旧倉庫
国立台湾博物館鉄道部と台北駅の間にあるのが三井物産旧倉庫です。
台北駅前再開発の一環で、昨年急ごしらえで整備して展示館にしたのですが、今年に入って営業を停止しています。
2020年2月現在中には入れませんでした。外観は綺麗です。
台北駅前が面白い理由
ということで、台北駅前の観光スポットをご紹介してまいりました。
やたらと日本関連の施設が多いのではないかと思われたかもしれません。
実はこの辺りは日本統治より以前に台北府城ということで城壁が築かれていた部分なのです。
当時、囲いを作らないと原住民とか外国人(日本人)とかやってきて鬱陶しかったからです。
その城壁の説明がこれ。(北門広場にあります)
今の台北駅前の忠孝路は昔は城壁だったんですよ。
それを壊して道路にしたからやたら広い道なワケですね。
忠孝路とは、この通り。
あと、西門町前の中華路も同様です。
この通りもやたら広いのは、同じように昔は城壁だったから。
日本時代にこれらの城壁を崩して大きい道にしたのです。
だからこれらの道をぐるっと結ぶと、各門が綺麗につながるわけですね。
で、その門の中を台北府城と呼んでいました。
日本時代もその中が行政の中心で、今に続く建物などが建てられたのです。
この辺の銀行の支店名が「城内支店」だったり、市場の名前が「城中市場」なのは、こういう由来なんです。
というわけで台北には日本時代の建物が多いのです。
その辺は片倉さんの「台北・歴史建築探訪」がめちゃくちゃ詳しくて面白いです。
この本、すげー売れてるらしいです。
1年で三刷ですって。僕は初版を持ってますよ。
表紙は国立台湾博物館ですね!
台北駅近く、徒歩圏内のおすすめ観光場所まとめ
清朝時代の台北城北門
日本時代の台北郵便局
中華民国時代の台北駅 pic.twitter.com/njOIxCdxJL— 台湾の牛肉麺好き (@glade_c_sh) December 20, 2019
ということで、台北駅近くには歩いていける観光スポットがたくさんあります。
そりゃそうです、100年以上にわたる清朝・大日本帝国・中華民国の中心なんですもの。
特に、旧勧業銀行の金庫とか、ほんと良かったです。
興味が出た方は是非参考にしてください。
ではまた!