[台湾映画]「悲しみより、もっと悲しい物語」を観たので、あらすじと感想をまとめました

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「悲しみより、もっと悲しい物語」
はいどうも、台湾で映画を観る人です、こんにちは。

 

なんとなく「台湾映画でも観たいなあ」と思っていたところ、観たいリストに入れたまま未鑑賞だった作品があったのを思い出し、鑑賞に至りました。

それがこちらの作品「悲しみより、もっと悲しい物語(比悲傷更悲傷的故事)」でございます。

 

鑑賞中、血も涙も枯れてしまった僕は「あー、いつものやつね」と冷めた目線でしたが、もうね、最後は泣いた泣いた

ギャン泣き。

 

ということで、この溢れ出た感動あらすじと感想とともに、いつもの通り駄文でお伝えいたしますので、お付き合いください。

「悲しみより、もっと悲しい物語」は2018年台湾で最もヒットした台湾映画

「悲しみより、もっと悲しい物語」は2018年11月に台湾で公開された台湾映画です。

 

公開当初から話題になり、最終的に2018年に台湾で最もヒットした台湾映画となりました。

「悲しみより、もっと悲しい物語」のあらすじ

主人公の「K」「クリーム」は高校時代に知り合います。

その後、同じ大学を経て社会人になります。

互いに家族のいない彼らは同棲をしていますが、恋愛関係ではありません

 

なぜ恋愛に発展しないかというと、Kは白血病を患っており、いつ死ぬかわからなかったからです。

Kはその病気をクリームに秘密にしていました。

実はKは父を同じ病気で亡くしており、父の死に深い傷を追いました。

なので、それを一番身近なクリームに与えたくなかったので、恋人にはならなかったのです。

 

そしていよいよKは余命1年の宣告を受けます。

自分の死後を案じたKは、クリームが誰か安心できると男性と一緒になることを望みます。

そして、、、

 

って感じです。

 

ここまで、非常に月並みでしょう?

でもなかなかいい感じなんですよ。

 

内容は本編を観て!

「悲しみより、もっと悲しい物語」の感想

さて、ここから個人的な感想です。

 

僕は「ギャン泣きした」とお伝えしました。

しかしそれは本作の仕掛けやストーリーではなく、クリームの勢いに飲まれたところがある気がしています。

要するに、演技の迫力でお涙引っ張り出された感じ。

これはこれで全く良いです。

 

で、実はストーリーに関しての僕の感想はここで終わりです。

 

 

 

ところで本作、一種の既視感を覚えました。

それは、ご覧になった方もいらっしゃいますでしょうか、台湾映画「聴説」

 

この「聴説」は2009年の映画でして、最後のどんでん返しの手法が本作と似ているんです。

で、主演が本作主人公クリームの陳意涵(アイビー・チェン)なんですね。

そういえば、2011年のヒット作「あの頃君を追いかけた」陳妍希も出演しています。

 

まあ、映画で主演が同じ人なんて別に面白くもなんともないんですが、

これ、10年前の映画なのに年齢設定がほとんど一緒(20代後半)なんですよ。

予告見つけたので貼っときます。

 

 

ここで、僕の頭に突如踊ったハートマーク「陳意涵って何歳なの?」

 

調べたところ、1982年生まれ。

「悲しみより〜」の撮影は2018年なので36歳の時に28歳くらいの役やってるわけです。

すごっ! 36歳に28歳の役をやらせるんだ!?

 

しかも「軍中楽園」って映画では、慰安所のお姉さん役で、兵隊にめちゃくちゃな嫌味を言ってました。

で、逆上された兵隊に殺されてました。あの時の表情が忘れられません。

あの役がもう40歳くらいイメージだったんですよ、僕。

 

それなのに、その後に、こんな純情を絵に描いたような役やるなんて、幅が広い!

 

 

で、ついでに本作で「痛いアイドル」キャラをやらされているのが吳映潔

どれくらい痛いアイドルなのかというと、一人称はボニーで、会話でも「にゃんにゃん」挟むレベル。

 

実像は劇中にも登場するこのMVをご覧ください。

さて、この彼女、何歳でしょうか。

 

答えは撮影当時で29歳(設定上の年齢はわかりません)。

この「かわいい」「きれい」「かっこいい」「おしゃれ」「セクシー」の世界観を一緒くたにして地に足ついてない暴走迷走の彼女がアラ三十路。

ふつう、アラサーでこんな役やる???

 

「みゃーみゃみゃみゃボーニーばおばお ポンポン」ですよ???

正気じゃできない。

 

 

で、比較対象に日本映画で「痛いアイドル」を演じた人として真っ先の思い浮かんだのが「デスノート」弥海砂

調べたところ、演じた戸田恵梨香は当時18歳でした。

そうだよなそうだよな、痛いアイドルなんて20なる前に資格なくなっちゃうよな。

 

個人的な記憶としては初代モーニング娘。で中澤裕子が27歳くらいでババア言われていじられ倒されていたのが強烈な印象なんですよ。

 

要するに日本人に比べて「台湾人は年甲斐がない」となんとなく思ったってことです。

さっき出した「あの頃君を追いかけた」陳妍希も28歳で女子高生やってましたからね。

 

 

しかしまあ、こんなことが頭によぎるあたり、僕も日本的な「年甲斐」ってものに洗脳されてることを自覚します。

そもそも先ほど出した「ふつう」とか「三十路」というワードも、日本語だと複雑な意味合いですもんね。

僕らは、それが日本語だからこそ、それに複雑な意味合いがあるということを知らなきゃいけない。

 

とにかく、

年甲斐、あるのもないのもどっちもメリットデメリットあるので、自分の好きなように生きていければいいですよね。

あとは、他人に年甲斐の有無を求めちゃだめよ。それが今回の気付き。

 

 

あーあ、いつも通り駄文になってしまいました。

新宿武蔵野館で2020年6月25日まで上映しているらしいので、興味ある方はどうぞ。

 

最後に本作のテーマソングを。

めちゃくちゃ良い 。A-Linは世界の宝。

 

 

 

ではまた!!

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