[台湾経済]台湾五大家族まとめ〜台湾の財閥情報もどうぞ

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台湾で牛肉麺を喰らいながら台湾経済について考える人です、こんにちは。

ところで、台湾五大家族って聞いたことありませんか?

僕は聞いたことがあっても、なんとなくしか知らなかったので改めて調べてみました。

すると芋づる式に台湾五大金融家族台湾新五大家族台湾の財閥についてもわかったので、一緒にまとめました。




台湾五大家族

台湾には昔から台湾五大家族というお金持ち一族がいます。

清朝時代に中国大陸からやってきて、日本時代を経て現代まで台湾経済に大きな影響を与えています。

基隆顏家

九份の夜景
九份の夜景

まずは九份の金鉱などで有名な基隆顔家

日本の歌手、一青窈はこの家系です。

顏雲年

日本統治時代に九份一帯で金鉱経営、一山当てました。

惠民

雲年の孫。戒厳令時代に日本に密入国、そのまま日本で生活し、日本人の一青和枝と結婚しました。

一青窈・一青妙

一青窈は日本のミュージシャン、一青妙はエッセイストです。

顏惠民と一青和枝の娘で、惠民が亡くなってから一青姓を使用します。

顔家家系図

板橋林家

華南銀行總部
華南銀行總部

次項の霧峰林家と合わせて「天下に2つの林家あり」と言われる板橋林家

現在は華南銀行に大きな影響を持ちます。

林熊徵

華南銀行を創立しました。奥さんは日本人。

息子が林明成で華南銀行の現副董事長、その奥さんは基隆顏家の顏絢美

霧峰林家

霧峰林家は現在の彰化銀行に影響を持っています。

林献堂

日本時代の大物で、台湾での「大正デモクラシー」を牽引しました。

Lyra

日本で活躍する芸能人。

テレビで霧峰林家の人間だと言っていました。

芸能事務所の情報ページ

鹿港辜家

鹿港民俗文物館
鹿港の辜顯榮故居、今は鹿港民俗文物館になっている

鹿港辜家中国信託グループの運営などで現在も国内外で強大な力を持っています。

台北南港の中国信託総本部の1階に無料で中国信託の歴史を知るための博物館みたいなのがあります。

中国信託1Fで中国信託の歴史が学べます
中国信託1Fで中国信託の歴史が学べます

辜顯榮

日清戦争での台湾割譲時に日本に協力し、日本から徴用され辜家反映の礎を築きました。

政府から専売権を与えらえ、その時の台北の家は現存しています。

迪化街にある辜顯榮の故居
辜顯榮の家
辜顯榮の家
辜顯榮の家の説明
辜顯榮の家の説明

これは大稲埕(乾物で有名な迪化街)のすぐそばにあります。

住所:台北市大同區歸綏街303巷9號

辜振甫

振甫は顯榮の息子。

日本撤退後の台湾財界で活躍し、台湾証券取引所初代理事長、海峡交流基金会の初代理事長をつとめました。

1966年に後の中国信託銀行になる中華證券投資公司を設立。

早稲田大学の辜振甫記念アトリウム

日本での関連施設として、早稲田大学に辜振甫記念アトリウムがあります。

早稲田大学の辜振甫記念アトリウム
早稲田大学の辜振甫記念アトリウム
早稲田大学の辜振甫記念アトリウム
早稲田大学の辜振甫記念アトリウム

辜濂松

濂松は顯榮の孫。

中国信託銀行董事長

辜顏碧霞

濂松の母親。基隆顔家出身。

甥(つまり濂松のいとこ)が現中国信託グループ董事長顔文隆

辜寬敏

台湾独立運動家。

辜振甫の異母弟。

リチャード・クー

辜寬敏の子。

日本でも有名な経済学者。

辜家家系図

辜家家系図
辜家家系図

高雄陳家

高雄医学大学
高雄医学大学

大衆銀行を運営していたが、元大銀行に買収されました。

高雄医科大学の所有・運営をしています。

高雄医大といえば、三芝三賢人の杜聡明ね。

あと、慶応留学の陳田柏さん

台湾三田会

台湾五大金融家族

「台湾五大家族」が現在でも台湾を代表する企業に関連あると勘違いしていましたが、どうやらそうではないようです。

台湾五大家族とは別に近代台湾の台湾五大金融家族というのがあり、台湾の金融界で大きな存在になっています。

富邦國泰蔡家

富邦銀行國泰銀行を運営する蔡家。

台北のMRT駅には国泰銀行のATMが入っていますよね。

元々は1957年に蔡萬春と弟の蔡萬霖蔡萬才が事業開始。

蔡萬春

国泰創始者

蔡萬霖

霖園創始者

国泰金融、国泰地産のボス。

蔡萬才

富邦創始者

富邦商業銀行、富邦人壽保險、台灣大哥大、富邦媒體科技股、MOMO購物網のボス。

奥さんは楊湘薰という方で、前出の林献堂の右腕である楊肇嘉の三女。

新光台新吳家

新光グループ台新グループを運営する呉家。

新光集団は吳火獅が1945年に創業。貿易業から繊維産業を経て事業を拡大しました。

吳火獅の長男呉東進新光金融グループ、三男呉東亮台新金融グループを管理。

日本人のみなさんが大好きな三越は「新光三越」で、ファミマのATMは台新銀行ですね。

中信辜家

中国信託グループを運営する台湾五大家族でもある辜家。

元大馬家

高雄陳家の大衆銀行を買収した元大グループの馬家。

華南林家

台湾五大家族の板橋林家

台湾新五大家族

台湾五大家族と、金融五大家族を紹介しましたが、金融に限らない場合の台湾五大家族に代わる台湾新五大家族という概念もあります。なるほど、台湾五大家族は一昔前の勢力であり、実はすでに新勢力が台頭しているんですね。

台塑王家

台湾プラスチックグループの王家。

1945年に台プラを設立した王慶永「台湾の松下幸之助」と呼ばれました。

台北市内から桃園空港へ行く途中にある長庚醫院はこの王慶永が設立。

ちなみにケータイ屋のHTCの創業者は娘の王雪紅

遠東徐家

遠東グループの徐家。

遠東紡織、亞洲水泥、遠東百貨、裕民航運、東聯化學、宏遠興業、遠傳電信、遠東國際商業銀行などを持っています。

和信と中信の辜家

五大家族でも金融家族でもある辜家。

國泰と富邦の蔡家

金融家族でもある蔡家。

新光と台新の吳家

金融家族でもある呉家。

台湾の財閥

以上は日本語で「財閥」の概念に相当する台湾の一族経営の企業群でした。

最後に、その他の強大家族の企業グループも紹介します。

大同林家

大同のロゴ
大同のロゴ

大同電鍋のあの大同。

永豐餘何家

永豐餘のロゴ
永豐餘のロゴ

永豐餘集團の何家。

製紙業を中心に展開。

裕隆嚴家

裕隆のロゴ
裕隆のロゴ

中核の裕隆汽車は台湾四輪自動車業界の雄。

日産車のライセンス製造、販売で業績を伸ばす。

オリジナルブランドのLUXGENは全くパッとしませんが、会社は儲かってます。

参考

先日、基隆顔家をテーマにした舞台を観てきました。

舞台を観る前に予習として「私の箱子(一青妙)」を読みました。

一青妙さんが引越しをした時に見つけた、お母さんの宝箱にまつわる話。日本から台湾に嫁いで行って、さらに日本に帰国してからの様々な話が書かれているので、本当に興味深く読むことができました。

その中で自然に顔家についてのことや、時代背景なども説明されているので、非常によい勉強になりました。

併せて読んでほしい

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