[2019年の情報]台湾のCTBC ANAカードを徹底研究
目次
台湾の中国信託商業銀行発行ANAカード
台湾では中国信託商業銀行(ChinaTrust Banking Corporation、以下CTBC)とANAが協力してクレジットカードを展開しています。
ブランドはVISAかJCB。内容は殆ど同じですが、微妙に特典などが違います。
今回このカードを持つことになったので研究ついでに内容をまとめました。
※台湾居留証が必要なので、非居住者の方は入会できません。
台湾のCTBC ANAカード、公式ホームページは4種類
わかりづらいことに、公式ページが4種類あります。
CTBC ANAカード公式ページ(日・中・英あり)
ANA公式紹介ページ(日本語のみ)
ANAカード特設ページ(中国語のみ)
中国信託銀行公式紹介ページ(中国語のみ)
※ANAカード公式ページの言語は三ヶ国語対応ですが、困ったことに言語ごとに内容が微妙に違ったりします。作りが非常に甘いです。
※中国信託銀行公式紹介ページが一番詳しく情報の記載があります。
台湾のCTBC ANAカードは6種類
カードは6種類あるのですが、また紛らわしいことにそれぞれ「日本語名」と「中国語名」があります。
特典を横断的に把握するために必要なので以下にまとめました。
2019年から上図に加えて、VISAのEternityカードが加わりました。
CTBC ANA JCB Eternity カード、CTBC ANA VISA Eternity カード
Eternityカードは中国語では極緻卡と呼ばれています。
日本のカテゴリだとプラチナカード。
CTBC ANA JCB Precious カード
Preciousカードは中国語では晶緻卡と呼ばれています。
日本のカテゴリだとゴールドカード相当。
CTBC ANA VISA Business Signature カード
Business Signatureカードは中国語で商務御璽卡。
上記プレシャスカードと合わせてゴールドカード相当。
CTBC ANA JCB Platinum カード
Platinumカードは中国語で白金卡。
名前はプラチナムでも、日本の概念でいうプラチナカードではなく、台湾では一般カードです。
CTBC ANA VISA Signature カード
Signatureカードの中国語は御璽卡。
こちらも一般カード。
台湾のCTBC ANAカードの特典一覧
特典には入会時だけもらえる「入会特典」と、入会時に限らず会員である限りもらえる「会員特典」があります。
台湾のCTBC ANAカードの入会特典
台湾のANAカードの入会特典は、期間限定の利用キャンペーンも行なっています。
ロングスパンで見ると大した話ではないし、しょっちゅうコロコロ変わるので、詳細は割愛します。
ご興味のある方は中国信託公式ページに紹介がありますのでご覧ください。
ちなみに2018年下半期のキャンペーンはこんなのでした↓
「いくら以上使うとマイルさしあげますよ」という類ですね。
台湾のCTBC ANAカードの会員特典
で、本題はこちら。
ひとまとめにしてみました。
冒頭で紹介した4つの公式ページにバラバラに情報が記載されているので、非常に分かりづらいです。
ANA便搭乗ボーナスマイル
ANA便に登場した際に、基本マイルにボーナスが付きます。
日本のANAカードにも付帯する特典です。
特筆すべきはEternityでの「50%」です。
日本のカードでは年会費75600円以上のカードでないと付帯しないので、年会費35000円程度のこのカードで付帯するのはお得だと言えます。
クレジットカードポイント
一般的なポイント付与率だと思います。
そもそも日本円換算で100円使って1マイル付与されるかされないか程度なので、それぞれ誤差の範囲だと考えています。
国際空港ラウンジ
桃園空港であれば、プラザプレミアムラウンジが使えます。
第二ターミナルはプラザラウンジに比べてモアも使えます。
モアはハーゲンダッツ食べ放題があるので個人的にオススメです。
ただ、どちらもプライオリティパスで使えてしまうんですよね。。
また、桃園空港以外にも使える空港はありますが、プライオリティパスレベルのラウンジです。
国際線ビジネスクラスカウンター
ANA便登場の際、ビジネスクラスカウンターでチェックインができます。
台湾や日本だとチェックイン時ほとんど混んでいないのであまりメリットとは言えないかもしれません。
ただ、他の外国の場合長蛇の列になっていることもあるので、日台以外に行かれるなら良いと思います。
ANA機内販売10%OFF、ポーナスマイルをプラス
これは日本のANAカードにも付帯してますね。
ANA DUTY FREE SHOP空港免税店割引サービス
これも日本のANAカードに付帯しています。
ANA FESTAショップ10%OFF
同様です。
ANA Smile Tourのツアー商品割引 (台湾出発に限り)
これは台湾オリジナルの特典です。
台湾で各旅行会社が発売するANA Smile Tourを割引で購入できます。
後ほど詳しく解説します。
ANA航空券割引
中国信託から届く請求書に割引コードが記載されることがある、みたいです。
直近4ヶ月(2018年12月〜2019年3月)の請求書を確認しましたが、記載はありませんでしたけどね。
日本WIFIレンタル毎日NT$99の優待金額(配達費込み)
日本でWifi使う方はどうぞ。
僕はIIJmio データ通信専用SIM 3GB 900円を使用しています。
ルーター借りるより絶対こっちの方がいいです。IIJmioはとにかく速度が速いのがいいです。さらに、3GBを使い切っても低速で通信ができます。
3GBを使い切らなかった分は翌月持ち越し可能なので、年に数回、一度の滞在が数日程度という僕には最高です。
無料航空送迎
空港まで無料でハイヤーを手配できます。
後ほど解説します。
空港駐車場
空港の駐車場が無料になります、が、外国人の僕らはあまり車もってないですよね。
市街地駐車場
同上です。
五つ星ホテル食事1人無料
二人で高級ホテルに行く場合、一人分の料金が無料になります。
台湾のCTBC ANAカード特典、良いものベスト4
以上のようにクレジットカードの特典なので枝葉末節含め、かなり沢山の種類があります。その中で、このカードを持っているからこそ使える特典を独断でピックアップします。
ANAツアー値引き
この特典はうまく使えれば非常に強いと思います。
ツアーとはいっても航空券と東京のホテル(1泊以上)が組み合わさったほぼ自由なツアーです。特徴は安いこと。シングル1泊ホテルつきで最安で12500元からです。空席があれば往復チケットより安いです。
ホテルは必ずしも泊まる必要はない(予約だけすればよい)ですし、1泊以上の日程でも「ホテルは1泊のみ」の設定ができます。しかもそこからさらに1000元の値引きが受けられます。予約もネットで完了。これはすごい特典だと思います。ちなみにマイルもたまるツアーです。
詳細はこちらから↓
ただし、旅行会社各社がこの商品に全く興味がないのか、ほとんどがリンク切れです。ひどいw
リンクが切れていない旅行会社を探し、さらにツアー商品を予約するという手順を踏まなくてはいけないので、使い勝手が最悪です。僕は日本に帰国するたびにこの予約を検討しますが、未だ一度も有効に使えたことがありません。
内容はいいですが、運用が最低です。
無料空港送迎
これも使い方によってはうれしい特典です。
桃園空港に行く場合、台北市内から流しのタクシーを捕まえれば1000元以上発生します。それ以上のグレードのハイヤーで空港まで送ってもらえます。
利用条件もそれほど厳しくなく、ANA便を使う必要もありません。
ただ、予約が電話のみ。外国人にはキツい。
- 限持卡本人搭乘出國航班使用,並需於使用日三個工作天前完成預約程序,工作天為週一至週五AM08:30∼PM17:30,不含國定例假日。依行政院人事行政局規定之連續假日及春節,則需於七個工作日前預約,預約方式需先來電0800-050505由專人為您服務。持卡人使用本服務時,應出示原預約之鼎極卡及護照予服務廠商做身分確認,未能出示卡片者,將無法享有本免費服務。
- 預約接送前,請先準備航班資訊(航班別及抵達時間)、接送時間及地點、搭乘人數及行李件數等,以便快速為您服務。
詳細はこちら↓
https://www.ctbcbank.com/CTCBPortalWeb/toPage?id=TW_RB_CM_creditcard_000119
5つ星ホテル1人無料
これも使い方によっては嬉しい特典です。
2人でホテルのレストランを利用した場合、1人分が無料になります。つまり半額。
ただよくよく調べると、カード会員でなくても平日割引などを行っている様子ですので、うまく判断してください。
これまた運用が最悪ですが、予約が全く取れません。
http://www.jcb.tw/campaign/luxury_restaurant_e.html
日本のビックカメラ割引
結局これが一番使いやすいかもしれません。
ただ、アップル製品や、格安セール品には使えないです。
https://www.ctbcbank.com/html/201812/NB2017122836-1231/index.html
台湾のCTBC ANAカード、特典まとめ
これは全く個人的な感想なので、必ずしもみなさんが当てはまるとは限りません、しかし僕はこう感じます。
・日本のANAカードを持っていれば、ANAの特典目的で台湾のカードを作るメリットは薄い。
・全体的にみて台湾のANAカードメリットで独特なのは会費が3万円ちょっとのエタニティでボーナスマイルが50%付与なことのみ。
・「台湾のクレジットカードが欲しい、どうせならANAカードで」なら、カード別でほとんど特典に差がないから、年会費が安いやつで十分だと思う。